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13 Apr 2009

「SPRING LOVE~春風~」:代々木公園が2日間、平和のバイブレーションに囲まれて!

Peace Not War Japanは伝説のフリーパーティー「春風」の
オーガナイザーらと主に、新たに生まれ変わった「SPRING
LOVE~春風~」を代々木公園にて4月4~5日に開催する
機会に恵まれました。SPRING LOVEのイベントは無事成功
に終わり、両日あわせて訪れた人は4万人。それぞれ、のんびり
したり、2つのステージ上に繰り広がられた数多くのアーティスト
やDJらによるステキなオーガニック音楽で踊ったり、たくさんの
へいわに関するトークセッションに参加したり、NGO/NPOや
市民グループの展示ブースに立ち寄って話を聞いたり、
買い物
したり、
フリーマッケットでエコグッズを探しぶらぶらしたり、
カラダにやさしい屋台で食べ物や飲み物を楽しんだり…
そのどこも
が満開の桜を背にして…。
めっちゃステキな週末でした!


Peace Not War Japan はピーストークのプログラムを担当しました。
少しご紹介すると:
*ピースアクティビストのヤッチこと相澤恭行さん、フォト・
ジャーナリストの久保田弘信さん、ジャーナリストであり
アクティビストである重信メイさんによるディスカッション。
本当の戦争について私たち自身がどう学ぶが、平和にもとづいた
世界を確かなものにしていくためのステップとは、などについて
語っていただきました。

*ヒバクシャである浅野雅彦さん(長崎被爆)と土田和美さん(広島
 被爆)、六ヶ所村ラプソディーなどのドキュメンタリー映画監督である
 鎌仲ひとみさん、PEACE BOATから畠山澄子さんと千明紀さんによる
 トーク。ヒバクシャの方々が自身の経験を語り、その後、今なお続く原発
 の危険性について、核兵器など核を使用したすべてのものに反対すること
 の必要性について、また、私たちの生活にある核とのつながりなど、に
 ついてお話いただきました。
*Peace Not War Japanの音楽ディレクター福井浩、ピースアクティビスト
 のきくちゆみさん、Dance for Peace創始者でありDJのGerry Ong、Monkbeat
 のミュージシャンやまぐちやすさん、によるスピリチュアリティーとへいわに
 ついてのセッション。パーソナルなレベルでの平和ともっと大きな社会的レベル
 の平和の関係性や、日々私たちひとりひとりがへいわでポジティブなエネルギー
 を自分たちの心や気持ちにとりいれるステップについてお話いただきました。

どのセッションも桜の木々に囲まれた心地よい空間のLove Stage (メイン
ステージをSpring Stage・サブステージをLove Stageと呼んでいます)で
Q&Aが行われ、そのセッションにおいても、暴力や戦争でなく、愛や尊重・
分かち合うこと、といった平和的な価値を大事にした世界をつくりだすため
に私たちひとりひとりに何ができるか、という質問やコメントのやり取りが
行われました。とりわけうれしかったのは、D
Jの音楽にあわせて踊っていた
若い人たちの多くが、トークセッションになってもそこに残り、話を聞き、
Q&Aに参加していたことでした。たぶん、今までにピースイベントに参加した
ことはなく、こういった問題について考えるのは初めての人も多かったかも
しれません。このことこそが、ひとりひとりの平和への行動こそが大きなうねり
をつくりだす、というよく言われる原則を示してくれているようでした。そう
ですよ ね…小さなさざ波が大きな波となるのですよね!

PNWJは参加くださったすべてのピーストークパネリスト、NGOのスタッフと
ボランティアのみなさん、フリーマーケットやフードブースを出してくれた方
たちへ、心から感謝と敬意を表したいと思います。また、すべてのアーティスト
たちへも深い敬意を払いたいと思います。彼女・彼らがSpring Loveのために
割いてくれた時間、平和へのメッセージ、素晴らしい歌や演奏…とても感謝して
います。そしてそして!Spring Love へ足を運んでくださり、少しでもSpring Love
を楽しんで下さったすべてのみなさまへ、どうもありがとうございます!!来年
が待ち遠しいです。

平和団体への寄付については後ほどにご報告をさせて頂きたいと考えています。
そして、今回は最後に報告させて頂きたいものはPeace Not War Japan の創始者、
Dom Pates(ドム・ペイツ)さんからのメッセージです。彼は昨年イギリスへ戻った
ため、このフェスティバルには参加できませんでしたが、彼のこのメッセージは
キャンドルアーティストのCandle JUNE(キャンドル・ジュン)による美しい蝋燭を
背にし、ミュージシャンとオーディエンスがともに響きあいながら、生み出す
ポジティブな雰囲気の流れるステージ上で読み上げられました。ありがとう、ドム。
この場にいてくれたらどんなにステキだったでしょうね…。


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<桜 ~愛と平和のメッセージ~>

PNWJは各国で起きている様々な問題の認識を高めるため、
日本とその他の国の懸け橋となり5年前に活動を開始しました。

また、平和についてもっと考えてもらおうと人々に呼び掛けること
も目的としています。

しかし、「平和」とは一体何だと思いますか?

平和とは、話し合いとバランスのとれた見方を通しての紛争解決であり、
また、非暴力で戦争がないことであり、互いの文化に対する理解と人々
を尊重することであります。

平和とは空腹を満たしてくれ、我々に住む場所の自由と住居の安全を与える
ことです。

公園を歩けば肌に太陽の光を感じ、自然と笑顔があふれることこそ、全世界
の人々が共通して与えられた平和です。

不確実性と不安が強まるこの世の中ですが、これまで以上の平和的な解決策
も強く必要とされています。今回のイベントは、平和に向けての新たなスタート
であり、新しいアイディアと共に古い考え方からの転換を図るチャンスでも
あります。ここには階級社会などは存在せず、あるのは“我々“のみであります。

2004年にこの仕事が始まって以来、わたくしが東京を離れてもこの活動が続き、
大きくなっていることを心から嬉しく思います。以前わたしが植えた種も、今
では小さな森に成長しました。

今回このイベントに関わってくれたPNWJのチームの皆さん、イベントオーガナイザー、
ボランティアスタッフ、出演アーティストの皆さん、トークゲストの皆さん、
平和団体、平和活動を繰り広げていらっしゃる皆さん、全ての方に心よりお礼を
申し上げます。

何よりもまず、平和を分かち合うために今日の日を楽しみにここに来て下さった
みなさま、桜の花見ついでに、ぶらっと立ち寄って頂いたみなさまに感謝いた
します。平和こそが世の中を動かし前に進みます。皆さんで一緒に前進し続けましょう。

どうもありがとうございました。

DOM PATES

ドム・ペイツ(PNWJ設立者・英国在住)

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